しだみ古墳群について、もっと知りたいと思って少し調べてみた。名古屋市内には、古墳が約200基あるらしい。その内、しだみ古墳群には、なんと約70基が存在しているそうだ。現存する古墳のうち、白鳥塚古墳は昭和47年に国の史跡に指定され、平成26年に続いて尾張戸神社古墳、中社古墳、南社古墳、志段味大塚古墳、勝手塚古墳、東谷山白鳥古墳の6基が追加指定されている。他の都道府県の古墳の位置を見てみると、たしかに海や大きな川にある程度近い、少し高台にあることが多い。しだみ古墳群についてもすぐ北側に庄内川(昔はもっと川幅が広く、交通の要所だった。)が流れていて、その南側の河岸段丘の上に多く存在している。そんな立地が、ここに多く古墳がある一つのポイントだろうか。(仁徳天皇陵は、国力を海外に示すために海から見えるような場所に作らたと聞いたことがある。)
また築造された期間は、結構長く古墳時代の約400年に渡り造られていて、他の古墳と同じく、だんだん時期が進むと大きさは小さくなる。だから、しだみ古墳群で、一番大きな古墳『白鳥塚』は、もっと早い時期に造られている。この古墳群を見るだけで、古墳の遷移が体感できるところも面白い。
あと特徴として、前方後円墳はだいたい南東方向、名古屋市内中心部の方に向いている。また時間があれば、もう少し深く調べてみたいと思う。今回はここまで。まだ実際に見ていない古墳、とくに東谷山にある尾張戸神社古墳、中社古墳、南社古墳は、必須だ。